塗装ブースの作成-0
塗装ブースを自作してみよう
これまでのあらすじ
少し前からプラモデルを作ろうといろいろ揃え始めた。
エアブラシも買ってみたが部屋の中で使うには塗装ブースが必須。
ちょっと調べてみると市販のものはパワー不足のものも多いらしい。
趣味なのでどうせならファンから作ってみることにする。
ファンについては何も知らないので調べるところから。
羽根の形状
「シロッコファン」「羽」「形状」で検索すると下記の文献が見つかったので参考にして作ってみる。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tsj1973/29//29_2_78/_pdf
斜め読みだが、結論としては以下のようにまとめられている。
羽枚数36枚のシロッコファンにおいて
- 羽根 車 入 口 角 は90°程 度
- 羽 根 車 出 口角 は150°~160° が 適 当
- 羽 根 厚 み は強 度 の 許 す 限 り薄 い
方が 良 い
入口角、出口角は途中の図によると以下のように定義されているようだ。
#羽根は円弧形状らしい。
作図してみる。入口角は90度とする。
赤い円がファンの外形、青い円が羽根を表す。
出口角は90-Θ+Φで表される。
出口角は150-160度が適当ということなので、
ΘとΦの関係は
Φ=Θ+α(α=60-70deg)
手持ちの3Dプリンタの最大加工サイズが150x150なのでケースを考慮して外径は130とする。Θ、Φはそれぞれ10度、80度を選択した。
FreeCADで作図。
完成したファン。
シロッコファンの設計は奥深すぎるので、深入りはせずとりあえずはこのファンで進めることにする。